「やりたいことがない」と悩むあなたへ【Vol.4】思考の外在化(紙に書く)

こんにちは、山本です。

前回は、「やりたいことはあなたと共に成長する」とお伝えしました。

なので、まずはあなたがより具体的に感じられる欲求を見つることが、やりたいことを見つける第一歩です。

そこで今回は、その第一歩を踏み出すためのツールを幾つかご紹介したいと思いますので、お付き合いの程よろしくお願いします。

ナンパが趣味だった男

「女性がいたら声かけないと失礼じゃん」

とイタリア人と間違えるようなことを臆面もなく言う友人がいます。

こんなことを言うと、チャラい男のように思われたかもしれませんが、見た目はジャングルポケットの斉藤似で、幼少の頃から少林寺拳法をやっていて、学歴は誰もが知っている某有名大学の理工学部、就職先もこれまた誰もが知っている一流企業という、なんとも堅実な道を歩んでる男です。

堅実と言う名の舗装された人生を歩んでいる反動なのかはわかりませんが、こいつは学生時代から暇さえあればナンパに次ぐナンパを繰り返す猛者で、人生で一度たりともナンパをしたことない僕からしたら、そのカラテカ入江並みの強靭なメンタルに興味がありつつも外野から温かく見守っていたのですが、ある時食事に行った際

「なんかさ、今やっている仕事がやりたいことじゃないんだよね」

とぼやき始めました。

お互いに就職して4、5年立った頃だったかな。

まあよくあることですよね。

そこからはひたすら愚痴を聞いてあげたんだけど、ふと

「お前今でもナンパしてんの?」

と質問したところ、

「イエス!オフコース、当たり前だよ」

と、ルー大柴並みのうざい返事には耳を塞ぎ、

「じゃあさ、ここに好きなことを何でもいいから書けよ」

とレストランにある紙ナプキンにとりあえず書かせました。

「ナンパ、
 海外旅行、
 ドライブ、
 ハーレー、
 スキー、
 BBQ、、、

 ダメだ、このくらいしか浮かばない!」

と、そのリストの一番上に「ナンパ」と書いた彼に僕は幾ばくかの尊敬の眼差しを向けつつ、

「ナンパしたくてもできない奴っているわけじゃん。
 恥ずかしいとか、恐いって感じで。
 そういう奴を連れて一緒にナンパしてあげれば?
 
 お前そんだけナンパしてるんだから、
 コツとかわかるだろ?」

と言ったところ、

「おおーそれ面白いね!」

と、きれいなジャイアンばりに目を輝かせ始めました。

きれいなジャイアン

それからと言うもの、ナンパが趣味というだけあって行動力がハンパない彼は、ジャイアンリサイタルばりに実行し続けて、今では会社には内緒の副業で(たぶん)1千万くらいは稼いでいる。

ナンパって言葉にあまりいいイメージがないかもしれないけれど、違う角度から見たら「コミュニケーション能力」と言える。

人間関係で悩んでいる人が多い世の中で、彼が今まで趣味で体現してきたことにはそれだけ需要があったという結果だよね。

紙ナプキンに書いた「好きなこと」

こんな話をすると必ず「わたしにはそういうのないから、、、」と言う人がいますが、まあそう思うならそう思うで放っておいて、やりたいことを見つけるための第一歩としてやるべきは・・・

紙に書く

です。

最近はスマホにメモって方法もあるんだろうけど、僕のお勧めはやっぱり「紙に書く」という身体値をより実感できる方法です。

PC、スマホと便利になった世の中だからこそ、敢えてその逆を行く。

その理由は、脳科学的にも心理学的にも芸術論的にも歴史学的にも色々と説明はできるんだろうけど、紙に書くことで思考がまとまる経験をあなたも一度や二度はしてますよね?

そういう意味で、

  • ブレインダンプ
  • マインドマップ
  • バケットリスト

あたりは、必ず「紙に書く」べきなのです。

紙に書くことは、思考の外在化とも言います。

思考を外在化することで、自分には気づけなかったことに気づけるってことが1個や2個は必ずあるからね。

僕の友人のように。

「でも書き出して5個くらいで止まっちゃうんですけど・・・」

わかります。

思ったことを紙に書くって、やったことない人にとってはつらい作業ですよね。

そういった場合は、

制限を取っ払う

ってのをお勧めします。

「好きなこと」って制限をつけるから出てこない、ならもうそこは徹底的に外してしまう。

人から変態と言われようと、反社会的なことだろうと、頭に浮かんだものは全部書く(このことをブレインダンプって言います。頭の中をブルドーザーでガッガッガッって全部出すイメージね)。

誰に見せるわけでもないんだから恥ずかしがらずにやる。

そしたら、1000とか2000とかは平気で出るから。

で、一晩寝かしてそれをぼーっと眺めてみる。

そうすると、なんとなくカテゴリーが見えてくる。

「おっこれとこれは同じだな」って感じで。

これをマインドマップなどで整理する。

そうすると違った視点が必ず見えるから。



「え?めんどくさい?」

だから何度も言ってるでしょ?

やりたいことは「必死こいて」見つけるもんだって。

めんどくさいもんなんですよ。

所ジョージも言ってましたよ。

めんどくさいことをきちんとやることが幸せなのです。

ってね。

マンダラート

あとお勧めなのは、「マンダラート」です。

ブレインダンプとマインドマップを毎回やるのは時間がかかります。

そういった場合は、マンダラート。

マンダラート

3×3のマス目の真ん中にテーマを入れて、残りの8個のマスにテーマに関連する項目を入れていく。

数を多く出すのが苦手でも8個くらいは出せるでしょ。

で、その8個から気になる項目を抜き出して、それをまたマンダラートの中心テーマにする。

これを好きなだけ繰り返す。

マインドマップほど有名じゃないけれど、結構お勧めです。

いきなり完璧を目指さない。

前回お伝えしたように「やりたいことはあなたと共に成長する」わけだから、まずはぼんやりしたもので全然構いません。

「好きなものをお金を気にせずに買いたい!」

だって全然構わない。

こうやって外在化することではじめて、

「じゃあどうすればいいか?」

と一歩進めるわけですから。

頭の中でこねくり回すことも大事ですが、こねくり回したら外在化というアウトプットも必ずして下さい。

アウトプットがないところに自己変容はありませんから。

それでは今日は以上です。

ここまでありがとうございました。

山本



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