カテゴリ:靴

体現による説得力

こんにちは、山本です。

先日、自由が丘デパート内でマックス・ヴェッレを見つけて
思わず足を止めてしまいました。

知らない方のために一応説明だけしておくと、マックス・ヴェッレは
イタリア人シューズデザイナーで、自身のブランド以外では、
以前はシルバノ・ラッタンジ、サントーニ、セルジオ・ロッシ、
イブ・サンローランなど、今はトム・フォードのシューズデザインを
ディレクションしています。

あくまで個人的な見解ですが、イタリアシューズ業界を
裏で牛耳っている御仁と言ってもよい人かと。

※ちなみにこんな人。
MAX VERRE



1年ほど前ですが、僕はマックス・ヴェッレのセミブローグが
欲しくて、ストラスブルゴ、ユナイテッドアローズといった
セレクトショップを探しまわったのですが見つからず、
まっいっかと忘れていた矢先に、なぜこんなところに?

こんな運命的な出会いを果たしたマックス・ヴェッレでしたが、
結論から言えば買いませんでした。

なぜ買わなかったのか?

理由は単純です、高いと思っちゃったから。

12万って!おっさんぼりすぎ!

でもね、仮に手持ちで12万持っていたとしても、
多分買わなかったかなーと。

だって、あまりにも商品と売り手・売り場にギャップがあったから。

日曜日昼下がりスタイルのおっさん、店はバーゲンでっせ調、
これじゃさすがに購入意欲は下降せざるを得ない。



逆に環境が商品の価格を気にさせなくなる経験も最近しました。

それは、六本木けやき坂にある「キートン(Kiton)」でのこと。

値段は確認しませんでしたが、多分吊るしで60万とかすると
思うんですよ。

冷静に考えたら意味わかんないですよね?
たかがスーツですよ、それも既製で。

でもね、あの空間で試着なんてしようものなら
「やっぱりキートンの生地は特別ですね。
 このドレープとか最高に美しいです」
としたり顔で店員と話し込み金額なんて忘れてましたから。



・口だけ番長にならない方法



正月に3歳の甥っ子と過ごして思ったのは、
子供はすごく観察しているということ。

「いただきますを言いなさい!」って、できていない大人が叱っても
子供が言うことを聞くわけがありません。

これと同様で、どんなに素晴らしい商品、サービスを提供したとしても、
環境とのギャップが大きすぎると人は離れていくのです。

ネットワークビジネスの評判が悪い理由はこれですよね。



人はね、見てないようで見ているもの。

だから無理して誇張する必要はない。

身の丈に合わないことをしようとするから
どこかでボロがでるし、継続もできない。

もっと言えば、誇張って嘘ですからね。

男の浮気を見抜く女性じゃないけど、人は嘘を感じるし
嘘を嫌悪します。誰に対して?自分に対して。

僕らはありのままの自分を意識し続けるだけでいいし、
それが唯一の道だと思います。

ここまでありがとうございました。

山本

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