果実は種があってこそ

こんにちは。
山本です。

この前、『La Festa Mille Miglia 2013』という
クラシックカーのイベントに行ってきました。

いやーどれもこれもかっこいい。

今の車は使い捨て(買い替え)を目的に作られていますが
この当時の車はなんて言うか、人としての根本を目指して
作られているような気がします。

より美しく、より快適に、より進化を目指して

って感じで。

だから90年近く前の車でも、大切に乗り継がれる。

クラシックカーを愛する人達には美しいものに敬意を払う
何かしらがあるのでしょう。

だって、時代の淘汰を乗り越えるものは、何であれ、人々に
愛されないと残れませんからね。

素晴らしい世界です。



そういえば、イベントを見ていたときに僕の後ろに立っている
男性がこんなことを言っていました。



「どんだけお金があればこんな車乗れるんだろ。

 俺も金があればなあー」



って。

確かに、クラシックカーの維持には相当のお金がかかります。

保管場所、メンテナンスの費用は当たり前ですが、故障した場合
既に部品がないことが多いわけですから、一から作らなくては
いけないわけです。

ロマンがないとクラシックカーなんてお金がかかりすぎて
所有できません。

でもね。

例え、お金だけあってもクラシックカーは手に入らないと
思うのです。

別に成金云々の話をしたいわけじゃなく、よくよく考えたら
当たり前で、



・クラシックカーを愛する人でないと、クラシックカーは
 巡ってこないからです。



自然界を見ていてもそうですよね。

バナナが欲しければ、バナナの種を。

マンゴーが欲しければ、マンゴーの種を。

栗が欲しければ、栗の種を。

どんな果実も、その果実を実らせる種がなければ
花は咲かないのですから。



僕は10代の頃から車が好きでしたが、その当時は
車本体ばかりに興味がありました。

排気量が○○ccで、馬力、トルクはいくつで、最新の技術が
搭載されていて、デザイナーはピニンファリーナで・・・・

そんな見栄ばかりを気にする僕でしたが、今回
『La Festa Mille Miglia 2013』では、車と同時に
ドライバーを見ることによって



「あー人馬一体じゃないけど、ドライバーもそれ相応な

 人でないとダメなんだな」



ということがわかりました。

だって、参加しているドライバー皆さん笑顔が素敵だったから。

本当に人生を楽しんでいる感が伝わってくる。

だから、クラシックカーもそういう人の手に巡ってくる。

決してお金だけではない、全力でいまを生きている。

そんな人(種)に、クラシックカー(果実)は自然と
引き寄せられる。



まーこれに関しては、僕があれこれ語るよりは、実際の映像、
写真を見ていただいた方が早いかと思いますので、もし
ご興味があればご覧下さい。

http://www.readingconsideration.com/index.php?LaFesta2013



僕は

「マチャアキ(堺 正章)かっこいいなー」

と彼の笑顔に見とれてしまいましたー(笑)。

クレイジーケンバンドの横山剣さんの生「イーネッ!」も
かっこよかったです。

あー、ここ何年も車を所有していないけど、僕はやっぱり
車が好きなんだなあー。

佇まい、音、走る姿

全てが美しい。これらを見ているだけでうっとりです(笑)。

後はクラシックカーを乗る経験と所有する経験をしなくては
いけませんね。

近いうちに『La Festa Mille Miglia 2013』に参加できるように
僕自身を成長させておかねば、と思う今日この頃なのでした。



それでは、ここまでありがとうございました!

また次回。

山本



追伸
今日から約1週間程、携帯も繋がらないようなアンプラグドな
環境に行ってきます。
ですので、ご質問などはいつでもウェルカムですが、返信は
来週以降となってしまいますので悪しからず。



LANCIA FLAMINIA SPORT ZAGATO(1959)

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