しあわせって何だっけ?何だっけ?うまい醤油のある家さ♪

こんにちは。
山本です。

先日高校時代の友人と久しぶりに会って櫃まぶしを食べました。その際に「うなぎの焼き方って関東と関西で違うけど、どこで変わるんだろうね」との会話をしました。

家に帰ってからネットで調べてみましたが、愛知県岡崎市近辺説、静岡県新居近辺説など色々あるのですが、なぜそこなのか?が書かれていない。関東の背開き、関西の腹開きはわかるんですが、それがどうしてここで変わるんだろう。。。ん〜なんともモヤモヤしている状態でこの記事を書いております(笑)。まっちゃちゃっと調べただけなので、調べ足りないのは僕の責任なのでしょうがないですけど・・・。

そうそう、エスカレーターの並び位置も関東(左)と関西(右)で違いますよね。うなぎ同様、愛知or静岡近辺で変わるのでしょうか。世の中は知らないことだらけだなーと感慨にふけつつ、本日の内容いってみましょう!

1.ラストシーン素敵やん

まずはこちらの動画をご覧下さい。



なにやら小太りの男性が世界各国で踊っているだけの動画なのですが、再生数を見て頂ければお分かりの通りかなりの共感を得ている(であろう)動画です。

(※2008年の動画に関しては4,500万回以上再生されています。あなたはどちらが好みですか?→http://youtu.be/zlfKdbWwruY

僕がこの動画をあなたに紹介したかった理由は

ラストシーンに心動かされたからです。

お恥ずかしい話ちょっと泣きそうになってしまいました。
(というか実際は泣きました。何度見ても目頭が熱くなってしまいます。)

幸せってなんなのか?「うまい醤油のある家さ♪」じゃないですが(笑)、当たり前を当たり前だと思って生きてしまうからこそ、僕らはそれに気づけないのかもしれませんね。

マット(小太りの男性)さんの動画は見ているだけで幸せな気分になります。自然と笑顔になります。自分の価値観に考えるきっかけを与えてくれます。でもこのWhere the Hell is Matt? 2012のラストシーンが無かったら僕はあなたにこの動画を紹介はしなかったでしょう。

それだけこのラストシーンに心動かされてしまった僕がいる。

あなたはこの動画を観てどういった印象を受けましたか?

2.「あなたは、自分が思っているよりずっと少ししか自分について知らない」

マットさんは自身のホームページWhere the Hell is Matt?でこのように語っています。

Matt thinks travel is important. It helps us learn what we're capable of, that the path laid in front of us isn't the only one we can choose, and that we don't need to be so afraid of each other all the time.

確かに異論はありません。その通りかと思います。

ただ・・・。

例えばですが、この動画を観て「あ〜俺も世界各国旅したいなー」と考えたとしても、「長期の連休は取れないし、夏休み期間とかは旅費も高いし、子供もいるから家族での海外旅行は面倒だな」と、行かない言い訳を並べてしまうのが僕ら人間です。

「わかってはいるんですよ。でもね・・・」

人は変化を嫌います。もちろん、変化・成長しない種は滅んでいくのは歴史が教えてくれている通り、僕らも本能レベルではそれをわかっているのだけど、どうしても1歩が踏み出せない。

なんか怖い

って思ってしまいます。そんな時は一度自分の人生を振り返ってみると面白い発見がありますよ。

「人生を振り返る」なんて言うと面倒くさいと思うかもしれませんが、そんなたいそうなことでなくて結構です。参考になるかどうかわかりませんが、僕の例を2つほど。

【ケース1:お留守番】
僕は一人で家にいることができない子供でした。昼寝で目が覚めた時に母親の姿が見当たらないと、もう怖くて怖くて泣きじゃくるかわいげのある男の子が僕です(笑)。

でも今は一人でお留守番だってできる(笑)。

あれほど怖かった留守番がいつの間にか当たり前にできるようになっています。



【ケース2:会社を辞める】
会社を辞めれない理由の上位に「お金」があるかと思います。こんな客観的な書き方をすると僕(山本)は違いますよ、と伝わってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。

僕は転職を3回している人間でしたので、会社を辞めることには抵抗がないと思っていたのですが、年齢を重ねるうち自然と

  • 金銭的リスク
  • 社会的リスク

が僕の行動を阻む大きな要因となっていました。前者は「給料がなかったら生きていけない。やっぱり生きるにはお金が必要だし」と僕に語りかけ、後者は「無職って親とか友達とか、そして世間からはどう思われるだろう」と僕の手足を縛り付けていました。正直言いますが上司に辞めると伝える時、足が震えてましたから。

自分でもびっくりするくらいいつの間にか会社を辞めるという行為が「怖い」存在となっていたのです。

でも今はこうやって記事を書いて楽しく生きているわけです。



僕の例が適切だったかはわかりませんが、結局何をお伝えしたいかと言いますと、

「怖い」って錯覚じゃないの?

ということです。だってあなたは今までに何度も「怖い」と思う体験・経験をしてきているはずですが、今のあなたはここにいるわけですよね。ということは、「怖い」と思っていたことは既に体験済みということであり、それじゃさっきまで「怖い」と思っていたことって何だったの?

「あなたは、自分が思っているよりずっと少ししか自分について知らない」
(ダニエル・カールマン)

これは2002年にノーベル経済学賞を受賞した認知心理学者であるダニエル・カールマンの言葉です。認知心理学と社会心理学の発展をベースに、脳の働きがどうなっているかを研究している人でありますが、彼の著作を読むといかに僕らの脳が錯覚の影響を受けているかを学ぶことができます。

ここで一つ例を見てみましょう。

あなたはこんな図を見たことありますでしょうか?

ミュラー・リヤー錯視

長さの違う平行線が二本あり、どちらの線にも矢羽根のような斜めの線が向きは異なるけど付いています。この図を見た僕らは明らかに下の線の方が長いと思いますよね?

でも定規で計ってみればすぐにわかりますが、実は二本の水平線の長さは同じです。これは有名なミュラー・リヤー錯視ですので、水平線の長さが同じだということをもしかしたら知っていたかもしれません。それでも

水平線の長さは同じだと「知っている」のに、下の線の方が長く「見える」。

不思議ですよね。不思議なんだけどそう見えてしまっているのだからしょうがない。つまり普段僕らが見たり聞いたり感じたりしている事象には、ミュラー・リヤー錯視みたいなことが常日頃起きているってことなんですよ。

こういった知識は「今、怖いと思っていることは実は脳が勘違いしているだけなのでは?」と冷静に考えるきっかけを与えてくれます。直観を否定するつもりは一切ありませんが、信頼に足る直観は、こういった一歩引いて考える姿勢の積み重ねであるとも言えます。

それに「怖い」と思っていたことで、実際に死んだりしないわけじゃないですか?もし今のあなたに死ぬくらい怖いから行動できない何かしらがあったとして、その行動を起こしたからといって死ぬことはないと思うんですよね。だってあなたは今こうして僕の手紙を読んでいる訳ですから。

だったら「とりあえずやってみる」があってもよいのではないかと僕は考えます。

そして、Where the Hell is Matt? 2012のラストシーンではないですが、幸せってものは実は目の前にあるのに、脳が気づかないだけなのかもしれません。

僕らは、おでこに眼鏡をかけて「めがね?めがね?」と探す状態を見て笑いますが、それは決して他人事ではなく、いつも自分に起こっていることであると認識すべきで、この認識はきっとあなたの人生に役立つ知識になると僕は信じています。

だって僕らは

「自分が思っているよりずっと少ししか自分について知らない」

のだから。



しあわせって何だっけ?何だっけ?うまい醤油のある家さ♪



ここまで読んで頂きありがとうございました!

何かありましたらお気軽にご連絡下さい。

それではまた。


2013年5月9日
山本 和広

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