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こんにちは。
山本です。

先週末、友人の女性と食事をしている際、

「仕事中に上手くいったネイルを見るだけでテンション上がる」

と言っていました。

その友人は事務職なので、仕事の大半がPC作業みたいです。

所謂、ルーティン作業というやつですね。

そんな俗なる時間ばかりを過ごしていると、人間バランスが崩れるものです。

そのバランスを保つ為に、人は自分にとっての聖なる時間を見つけようとするだと思います。

彼女にとってその一つが、「ネイル」というわけです。

ほとんどの男性は女性のネイルなんかに興味がありません。下世話な考えですが、男性はどうやって女性のパンツを脱がすかだけしか興味がないわけですからね。

そんな我々男性にとって1%も興味が湧かないネイルが、ほんの一瞬でも彼女の人生を豊かにしている。

この事実に触れたとき、僕も含め世の中が如何に聖なる時間を自ら放棄しているかに気がつかされました。

これは僕の主観とはなりますが、男性の多くは体験よりもモノに聖なる時間を見出す比率が高いように思います。

例えば、

  • 旅行 < 家電

な感じです(あくまで一例ですが)。

そんな男性でも、将来の不安からモノに対してもあまりお金を使わなくなっている現状があるかと思います。

経済学的に、

  • 不況で将来が不安だからお金を使わない(=貯蓄する)。

    ↓

  • ますます不況になる。

という現実があります。
(経済学なんて引き合いに出さなくても、当たり前といえば当たり前ですよね)

それを踏まえた上で、最近、10代、20代、30代の自殺者が増えているとの統計結果があり、その中にこんな記述がありました。

⑵ 若年層の自殺
 経済状況の相対的な改善とともに、中年男性の自殺死亡率が低下しつつある一方で、近年、20代以下の若年層の自殺死亡率の上昇が見られる点が注目される。若年層においては中年層に比較して、「勤務問題」の占める割合が高いことが特徴であり、若年層の自殺死亡率が上昇していることと関係している可能性が考えられるだろう。
 若年失業率と20~29歳の自殺死亡率の推移を比較すると、両者は近い動きを示すことがわかる(図18)。こうしたことから、若年層における自殺死亡率の上昇は、経済状況の相対的な改善にもかかわらず、派遣社員、契約社員、パート、アルバイト等の非正規雇用の割合の増加など、若年層の雇用情勢が悪化していることも影響している可能性があるものと思われる。なお、特に20歳代以下の若者の「就職失敗」による自殺者数が平成21年を境に急増していることにも注意が必要である。
(Cf:平成24年版自殺対策白書「第3節 自殺者数の動向全般について」から一部抜粋)

僕には無関係には思えないんですよね。

デフレじゃないですけど、悪い循環に陥っていると。

お金は確かに大切かもしれませんが、無いならないなりに考えることも必要です。
無駄に貯めていても何の解決にもならない。それが例え失業中だとしてもです。

  • 将来が不安だからお金を使わない。
  • 将来が不安だからお金が少なくなるのが怖い。
  • 将来が不安だからより多くのお金を貯めたい。

気持ちがわからないでもありません。

でもそれであなたの現実がよくなってますか?

現実をきちんと捉えようとする姿勢は最も大切なことのひとつであると僕は考えます。

別に持っているお金全てを使えっていっている訳ではありません。

あなたに聖なる時間を与えてくれるモノ、体験に惜しみなくお金を使ってみましょうよ、という僕からの些細なご提案です。

それではここまで読んで頂き、ありがとうございました。

山本 和広

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