限界と背伸び

こんにちは。
山本です。

あなたも学生時代に経験がある身体測定。身長を測る際、一生懸命背筋を伸ばして、ちょっとでもいいので高く計測されたいと試みたことはありませんか?

僕は毎回していましたね。数ミリでも構わないので高くなりたい!そんな少年でした。因みに小学校の時は、座高ですら高い方がよいと勘違いして、背筋を伸ばしていましたからね。短足願望が強かったのでしょう(笑)。

さて無邪気な頃を思い出すと、大人になるにつれ如何に自分で自分の世界を狭くしているのかを実感できることが多々あります。

先ほどの背伸びで例えれば、いつしか成長が止まると、今の身長が当たり前で「少しでも高く」という頑張りをしなくなっている、ということです。

僕が高校生の頃、こんな事を言っている同学年の人がいてびっくりしたのを今でも覚えています。

「大人になったらテストもないから勉強しなくていいんだよな~」

「まっ大学は4年間遊びに行くようなもんだからな」

実際に彼とは同じ高校ではなかったので、その後の進路は知りませんが、彼が通っていた高校は某有名高校(要するに偏差値が高い高校)でした。そんな高校に通っているという事は、学校の勉強はできる子ということです。だけどこんな考えを持っていた。当時の僕には驚きでした。

ただ実際に大人になるにつれ、このような考えを持っている人が思いのほか多い、という事実が僕を待ち構えていました。

仕事柄様々な業種の方とお会いする機会が多いのだけど、皆さん色々な悩みを抱えてはいるのですが、その根本には

現状維持 = このままでいい

があるんですよね。先日のスピーチネタの記事でも書きましたが、例えば、スピーチネタがない(=自分の限界)を感じていたとしても、自分からその限界を破るという発想には繋がらないのが、こういう人達の特徴の一つです。

誰か教えて

と直ぐに他者に頼る。これじゃ成長しないのは当たり前です。成長なくして生きる意味はない、、、とまでは言いませんが、生きている事が希薄に感じてしまうのではないのかなと、僕は思います。

ではそんな僕らの成長には何が必要だとあなたは考えますか?人それぞれ成長の仕方はあるかと思いますが、今の僕が考える僕らの成長に欠かせない重要なファクターは、

背伸び

することです。背伸びすることは自分の成長を実感することに直結します。

身体測定じゃないですけど、身長が昨年より伸びていたら単純に嬉しかったじゃないですか?あれって自分が成長しているという実感を数値で確認できるから嬉しいんですよね。

僕がここで言う「背伸び」は身長の事ではないので、数値では自己成長を実感できないかもしれません。ただ背伸びしたことにより生み出されたモノ、コトから成長実感を得られることが多々あります。

例えば、2日後に何がしかの成果物を求められる仕事が急遽入ったとしましょう。正直、今の自分のキャパを考えると、2日で仕上げるのはちょっと難しいかも・・・という考えがよぎったとしても、断らずやってみる。つまり、

自分を追い込んでみるわけです。

※もちろん、明らかに無理な場合は断るべきです。そうしないと依頼主にも失礼ですからね。

テスト勉強などで追い込みをした経験は誰しもが持っていると思いますが、あの時って自分でもびっくりするくらいの集中力でこなしていませんでしたか?それと同じです。自分自身を追い込んでみることにより、「無理かも・・・」と思っていた限界を広げられるのです。そして、無理だと思っていた仕事だったが、追い込みにより何とか2日後に成果物を提出できたという現実。これこそが成長を実感するという事なのです。そして、

限界 → 背伸び → 限界 → 背伸び →・・・・・

を繰り返すことが僕らには何より重要で、自らの人生をより善くする為に必要不可欠な事なのです。

人間は易きに流れる怠惰な生き物です。

そこで1歩踏みとどまりもがく努力。今回で言えば「背伸び」。何よりも重要だけど、しんどいことも事実。でもやってみると快感に繋がる。エンターテイメントの1つと言っても言い過ぎではない、と考える今日この頃でした。

山本 和広

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