セールスの基本
こんにちは。
山本です。
今日渋谷行く用事があったので、ここ数週間ちょっと気にしていた肌荒れ対策の薬を買おうととある薬局に行きました。
昨日知り合いの女性にお勧めの薬は聞いていたので、それを買おうかと薬局内を探し回っていた時、、、
「何かお探しですか?」
のお声がけ。普段こういったセールスをされると面倒なので店を後にする僕なのですが、今日は買うものを決まっていましたし、自然と
「○○ってあります?」
って聞いてしまいました。そしたらその店員さん、僕が指定したもの以外もたんまり持ってくるわけですよ。
「お客様がお探しのこちらは、主に美白対策が主ですので、男性ならこちらのほうが・・・」
「肌荒れでしたらこちらと、こちらで・・・」
「薬でもサプリでも腸内の調子が悪かったら吸収力も悪くなるので、こちらも合わせて・・・」
的な感じで、色々とセールスしてくるわけです。こうやって文字で書くと「うぁ典型的なセールスで面倒だなぁ」って思われたかもしれませんが、実はこのセールスを受けている間、僕には不快感は全くありませんでした。
それはなぜかというと、
嫌味がない
セールスだったんですよね。その店員さんは名札の横に大きく「研修中」って書いてあり、僕の質問もなかなか答えられない状況だったんです。でも一生懸命質問に答えようと、自己体験談・自己事例などを交えて頑張って説明してくれるわけです。
普通なら「これ下さい」「ありがとうございます」で終わるところ、別の商品のセールスを行う。
まっもちろんお店のマニュアルで「○○の商品を探している客には、△△を薦めなさい」的なことが言われているんでしょうけど、そういったお店のいやーな感じはこの店員さんからは感じられない。
いや普通だったら、「おめーんとこの利益幅なんて知ったこっちゃないから、欲しいものを買わせろよ」的な気持ちになるのが普通なんですが、そうならなかった。それはなぜか?やっぱりこのセールスの根本には、
判断はあなた(お客様)ですけど、あなたが判断するのに有益な情報を一生懸命お伝えします。
という姿勢が感じ取れたからだと思います。実際に店から言われている(であろう)利益率の高い商品を売るということより、より僕の為に一生懸命になってくれている。
同じものを買うのでも、自己利益のためだけのセールスより、お客の為に一生懸命になってくれている人から買いたいと思うのが当たり前ですよね。
対人のセールスだろうが、ネットでのセールスだろうが、セールスの基本を忘れてしまっている会社が多い今日。
改めてセールスの基本に気づかせてくれた研修中の店員さんに感謝です。
山本 和広