リリー・フランキー 「誰も知らない名言集」
こんにちは。
山本です。
久しぶりに本を読んで笑いました。
僕は「本は読むだけでは意味がない。本を読むんで自分なりの考えを持つことが大切」と考えている人間ですので、もちろんこの本を読んだ後も色々と自分なりに考えました。
でも今回の本は純粋に「読むだけでもいいかな・・・楽しけりゃ」って思わせてくれるくらい笑わせてもらいました。
あなたは最近本を読んで笑いましたか?
もし笑っていないならこの本はお勧めかもしれません。
そんな本日の読書考察はこちらです。
↓
誰も知らない名言集
リリー・フランキー 著
幻冬舎文庫
内容としては、リリーさんの身近にいる人から自然と出た名言をストーリと共に紹介する名言集。
その数 39
なぜストーリーと共に紹介しているかというと、リリーさん曰く
「その「名言」の意味よりも大切なことは、それを言った人の、その時の気持ちなのです。」
とのこと。
たしかに。
あなたも一度は聞いたことあるであろうエジソンの名言。
「失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ。」
やっぱりこれって、エジソンが電球を発明した際のエピソードを誰でも知っている(教えられる)から、あなたの記憶に残っているのだと思います。
で。
多分、本を読むのが遅い人でも2時間くらいあれば一気に読み終えてしまうくらいの総ページ数ですが、内容が面白いのなんのって。
あなたにとってはわかりませんが、僕にとってはあまりにも自分の生活からかけ離れた人ばかりが出てきますので、そのギャップが新鮮でした。新世界発見って感じで。
また、リリーさんの文章がそのギャップを旨く伝えてくれて、読書スピードに拍車がかかります。
それにしても、類は友を呼ぶって言いますが、「ほんとなんだな」と思わざる得ないほど、不思議な人が集まっている事実に驚きます。
よく「引き寄せの法則」なんて巷では言われているが、まっ聖の概念と俗の概念で自己実在を確かめている我々人間が、この事実を考えるには、その人の主観的世界に依存するので、僕が兎や角いえるものでもないですが、僕自身は本当にそう感じます。
そんな僕とは対岸の火事にいる人々の名言集。
僕にとっては考察対象の何者でもないのですが。。。
リリーさんはこの本の中の「めんどう臭い男。」でこう記しています。
「何か、教訓や哲学を持ち出そうとするのはいいんだが、バカ話の場から、
いい話を引っ張りだそうと考えることはアホのすることである。」
うーん。
リリーさんに、考えたきゃあなた(山本)一人で考えてねって言われている気がしましたので、今日の読書考察は以上で終わりです。
読むだけでもよし、読んで考察するもよし、あなた自身で勝手に楽しめる息抜きの1冊となっていただければ幸いです。
それでは、39ある名言の中で、どれがあなたの壷に嵌まるかは読んでみてのお楽しみ。
ありがとうございました。
山本 和広